年齢を重ねると病気になりやすくなる──
健康番組を見ていても、ほぼすべての病気の原因に「加齢」が挙げられています。
まさに加齢こそ万病の元だと、私は自分の体験を通して強く感じるようになりました。
建物との比較
建物について考えてみると、どんな建物も年数が経つほど経年劣化していきます。
人間も同じといえるのではないだろうかと思っています。
老化は、言わば人間の劣化ともいえるのではないかと思っています。
人は赤ちゃんとして誕生してから、何十年も生き続けます。
その意味するところは、心臓も腎臓も血管も、ありとあらゆるものを建物同様に、何十年も使用し続けることを意味します。
常識的に考えて、それぞれの働きが徐々に衰えていくことは明らかです。
いわゆる、使用期限に近づいていくことになります。
人体の場合は建造物とは違い、細胞の置き換わりがあるようですが、それでも時間の経過とともに衰えていくことには変わりがないようです。
とはいえ建物は、メンテナンスである保守点検が良くされ、大切にされているものは長持ちします。
私の考える代表例の一つに、東京タワーをあげることができるでしょう。
鉄骨で造られているそうですので、錆は大敵です。
それが、現在もなお、強度を保って維持されていることは驚きであり、徹底的なメンテナンスが行われ続けてきたであろうことを予想させてくれます。
反対に、手入れもされずに使用され続け、言わば酷使された建物は、その寿命を早めることでしょう。
私たちの体で考えれば、例えば食べたい、飲みたいからといって、制限のない暴飲暴食は体の乱暴な使用、酷使に当たるのではないかと思います。
事実、食べ過ぎ、飲み過ぎは体の臓器に過度な負担を掛けると聞いています。
臓器は食べ物や飲み物の消化と吸収に、かなりのエネルギーを使うと聞いています。
ですからたまのことなら食べ過ぎや飲み過ぎも許容できるかもしれません。
しかし、それが頻繁なら、臓器はその酷使にいずれ耐え切れなくなることでしょう。
そして、様々な故障とでもいえるものが、体に病気となって現れるのではないかと思っています。
ですから、自分自身のためですので、体をいたわり、言わば体の声を聴くように心掛けることは大切なことではないかと思っています。
身近な人の食道がんが教えてくれたこと
私の心に残っている、ある印象的な出来事があります。
それは、私のよく知っている、少し遠くに住んでいる80代男性の親戚の死についてです。
まじめな方で、農業で生計を立てていました。
その人が突然、食道がんになってしまったのです。
急に、食事がのどにつっかえて飲み込めなくなったのだそうです。
それで急いで医師に診てもらいましたが、何と、その時には食道がんのステージ4だったそうです。
ですから、医師は手術はもちろん、 薬すら出すことはなく、もう手遅れということで、何もしなかったそうです。
そして余命5か月を宣告されたのです。
しかし実際には5か月どころか、その半分の2か月半ほどで死亡されました。
あれよあれよという、あっという間の出来事でした。
この親戚の死亡について、私には一つの大きな疑問がありました。
食道がんというと、喫煙や飲酒が原因として自然に思い浮かびます。
しかし、この親戚の方はまじめな方で、喫煙や飲酒の習慣を持っていなかったのです。
しかも、食道がんが発覚する2か月前には、胃カメラ検診をしており、その時には、胃はとても良い状態だと診断されて、安心していました。
ですから、喫煙や飲酒の習慣を持っていなかった親戚が、なぜ食道がんになったのでしょうか。
また、ステージ4と分かる2か月前の胃カメラ検査ですので、なぜその時には分からなかったのか、大きな疑問を持ちました。
私が主治医に聞くことはできませんので、AIのcopilot (こぱいろっと) に聞いてみました。
AIは興味深い様々な原因を教えてくれていましたが、上位の1、2番目に来ていたものは、高齢であることと男性であることでした。
まず最初に高齢が指摘されていたことには唖然としました。
それは避けがたい原因ですし、年を加えるごとに、自分の知らないうちに抵抗力も弱まっていっているのではないかと思いました。
ですから何かのことで、どこかに小さな傷ができても、若い時と比べて、修復能力も衰えているのではないかと感じます。
男性であることも、女性に比べて6倍の高い確率で食道がんに罹ることが指摘されていました。
もちろん、高齢で男性であったことが、私の親戚男性の食道がんの原因だったとは断定してはおらず、あくまでも一つの可能性を指摘しているにすぎません。
実際に「食道がんは原因を一つに特定するのが難しい病気であり、生活習慣以外にも多くの要因が絡み合っています」、とも答えています。
また、胃カメラを使用していながら,食道がんを見落とすようなことがあるのか、という私の疑問への答えは、ある、ということでした。
特に早期の食道がんであれば、ほんのわずかな病変には気がつかず、進行の早い食道がんでは、わずか2か月の間にステージ4まで進行することも理論上はあり得るという解答でした。
恐ろしい答えでした。加齢は誰にも防ぐことができません。
だからといって健康維持をあきらめることのないようにしたいと思います。
事実、体は自分自身のために24時間休むことなく、一生懸命に働いてくれていることも確かなことです。
その体が、いつも最善の状態を保てるように努めることが、様々な病気とも戦い、健康維持を保つことに貢献してくれます。
それはまた結果として、自分の健康寿命を高めることにもつながっていくのではないかと思っています。
まとめ
- 病気のほぼすべての原因に加齢が上げられており、防ぎようがありませんが、だからこそ、体に無理をさせず、体に良い食事などを心掛けていきたい。
- 進行性食道がんですら、加齢が重要な原因となり得ています。
「体は私のために働いている」はこちらのリンクから。

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