体は私のために働いている──膀胱のセンサーが教えてくれたこと

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前立腺肥大による尿閉塞となり、最初の病院では排尿バッグを装着させられて入院しました。

そして、尿がカテーテルを通って排尿バッグに流れていく様子を、ベッドから何度も観察しました。

見ていると、尿はほぼ切れ目なく、カテーテルを通って排尿バッグに流れていっていました。

ですから、腎臓は尿を絶え間なくずーっと造り続けているんだな、と思っていました。

見舞いに来た友達にもそのようなことを話した記憶があります。

でも、どうやら違っていました。

腎臓機能も回復して退院が近くなったころに、看護師さんから正しい情報を聞くことができました。

それは、排尿バッグに繋がっているカテーテルを取り外した時のことでした。

その看護師さんによると、排尿バッグを装着すると尿量が増え、外すなら尿量は減るということでした。

ですから排尿バッグを取り外した今は、以前のようにおしっこが溜まる感覚を取り戻していく訓練が必要であると、看護師さんから言われました。

つまり私の理解によると、排尿バッグが装着されていると、尿が絶え間なく造られて排尿バッグに流れ続けていきます。

でも、排尿バッグが取り外されたなら、もうそのようなことは起こらなくなります。

以前のように膀胱に尿が溜まって、尿意を感じるようになってトイレに行くようになります。

でも、しばらく排尿バッグを装着して入院していたので、排尿バッグを取り外しても、すぐには尿意を感じることがなかった、というのが現実でした。

ですから、尿意を感じてトイレに行くという感覚を取り戻す、つまり訓練をする必要があります。

きっとこのようなことを看護師さんは言っていたのだと思います。

そういえば確かに以前、テレビ番組か何かで聞いたことがあります。

膀胱にはセンサーがあるというのです。

尿が膀胱に一定量が溜まると、膀胱のセンサ-が尿の満タンを感知して、脳にその信号を送ります。

すると、その信号を受け取った脳が、排尿するように促す、というようなことでした。

それを初めて聞いたときには、疑問を持ちました。

なぜなら、センサーとは近代科学が作り出したものではないですか。

それが、もともと膀胱にあるなどとは、信じがたい話で、まさかと思っていました。

しかし今回、尿閉塞によって排尿バッグを装着させられると、自分の意志とは関係なく自動的に排尿されていく様子を観察できました。

そして今度は排尿バッグを取り外しました。

すると徐々に、以前のように再び膀胱に尿が溜まる感覚が出てきました。

この、トイレに行きたくなる感覚を取り戻すことにより、確かにセンサーが存在するんだということを実感させられたのです。

体が自動調整する仕組み

考えてみれば、これは不思議なことです。

2番目の病院で前立腺肥大の手術をした後に、再び排尿バッグを装着させられました。

すると膀胱の尿は自動的に、カテーテルを通って排尿バッグに流れるようになりました。

そしてカテーテルを抜いた後も、その習慣が継続し続け、尿が雨漏り状態になっていました。

徐々に体の方も、排尿バッグがないことに気づいて、自動的な排尿をしないように、少しづつ調整していったように思えます。

事実、私の意志では尿漏れは止まりませんでした。

私ではなく、体そのものの意志が、徐々に尿漏れに気づいて止めていったように感じます。

体自身が、自ら調整していったのです。

考えれば本当に不思議なことです。

体自身が、その人を守ろうと働いているように思えてきます。

体は大切なパートナ-

この事実は、自分の感情や考えだけで、普段の生活をしてはいけないことを教えているように思えます。

例えば、食べたいから好きなものを好きなだけ食べる。

飲みたいから好きなものを好きなだけ飲むのは自分の自由だ、と思ってしまいがちです。

でも、体の不思議な働きや仕組みを考えると、自分の体のことも考慮する必要があることを教えているように感じます。

自分自身と自分の体の、言わば二人三脚で生活を営んでいると感じます。

そうすると、自分の気持ちだけではなく、体のことをいたわった生活をすることが大切であることを教えているように思います。

それで、自分の好きなもの、食べたいものだけではなく、体に良いもの、体が必要としているものを選ぶことの大事さを教えられました。

そして、それが結局、自分にとって最善であることを教えているように思えます。

これからも体を大切な、文字通り自分の大切なパートナ-として、大事にしていきたいと思っています。

健康維持のためにできること──室内ウォーキングのすすめ

体を健康に保つためには、食事と共に、運動も大切であることが言われています。

様々な運動が提案されていますが、どのお医者さんたちの話しを聞いても、圧倒的にウォーキングが推奨されているように感じます。

実際、歩くことは生きることの基本といえます。

人間、歩けなくなったなら、後は寝たきりです。

寝たきりになると、どんどん体が弱る一方のような気がします。

テレビで見たあるお医者さんは、患者さんを診るとき、体の健康度合いよりも、どれくらい歩けるかを観察する、と言っていました。

歩くことは大切なんですね。

前立腺肥大の手術をした2番目の病院では、主治医の先生から、(手術後に) よく歩くように勧められました。

それで、病院内の廊下を、暇をみてはよく歩くようにしたことを思い出します。

根治をした今も、歩くように心掛けています。

でも、外で歩くことには多少、リスクを感じます。

いつもさわやかな気候で、気持ちよく歩けるなら良いのですが、いつもそうとは限りません。

雨の日もあれば、強風の日もあり、雪の日や紫外線の強い日もあります。

さらに地域によっては、クマやイノシシの出没もあります。

そのようなことがなくても、私は、調子が良いと思って歩き過ぎたことがありました。

空いている途中で右ひざが痛みを覚えてきたのです。

本当は、そこでウォーキングを中止したいのですが、家まではまだもう少し距離があり、歩かなければなりませんでした。

痛いのを我慢しながら家まで歩き続けたので、残念ながら、その時には少し右ひざを痛めてしまったようです。

ですから基本的には、家の中でウォーキングできるなら、一番安心、安全だと言えるのではないかと思います。

ウォーキングマシーンなどを持っているなら、最善でしょうが、私のように持っていない人はどうすれば良いでしょうか。

私は一つの方法を考えて実践していますので、参考までにご紹介します。

それは例えば、右足を一歩前に進めます。

次に左足を、その右足の所に進めて揃えます。

今度は、右足を一歩後ろに下げます。

そしてそれに合わせて、左足を下げて右足に合わせます。

これを、自分のその日の体調に合わせて無理なく行うことができます。

早くすれば、けっこうな汗をかいてきます。

テレビを見ながらでも、音楽を聴きながらでも、

外の天候に左右されることなく行えるのが魅力だと思います。

良かったら参考にしてみてください。

まとめ

  • 膀胱には尿の満タンを知らせるセンサーがある
  • それは体自身がその人を守ろうする働きである
  • 自分自身を守ろうとしている体は大事なパートナ-
  • 室内ウォーキングは安心安全な健康維持の一つの方法

「加齢は万病の元」はこちら。   

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